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(4/22・6/17)イスラーム世界で生きる女性たちと問われる私たちの意識

投稿日時: 2016-06-09

『女たちの21世紀』特集「イスラームと女性」刊行記念連続セミナー
イスラーム世界で生きる女性たちと問われる私たちの意識


 2015年11月のパリ襲撃事件後、ムスリムに対するヘイトスピーチ、排斥、嫌悪犯罪などの「反イスラーム主義」が拡大しています。
 「自由」「平等」「民主主義」の名の下で再生産してきた植民地支配や帝国主義は、人種差別主義や「テロ」と無関係ではありません。大量の難民を生み出す内戦や無差別空爆は、ジェンダー平等をもとに平和構築を目指す女性運動とは真っ向から対立するものです。
 アフガニスタン、イラク、シリアの戦争状態、「テロ撲滅」を大義名分として無差別空爆を繰り返す有志連合国。そこに名前を連ねて戦争に加担する準備を整えた日本……。
 この連続セミナーでは、ジェンダーの視点から、多様なイスラーム世界に生きる女性たちの暮らし、困難、そして闘いについて学び、私たちの意識を問うてみたいと思います。

<第1回> 
シリア難民となった女性たちの現状――難民キャンプにおける妊産婦支援の現場から

講師:国井真波さん(国際看護師、認定NPO法人日本チェルノブイリ連帯基金理事)
 戦争状態が続くシリアでは、この5年間で死者は470万人以上、難民となって国外に逃れた人々は480万人以上となっています。2014年にイラクのシリア難民キャンプで妊産婦支援に携わった国井真波さんは、国際看護師として女性たちの身体についての悩みを聞き取りながら、避妊セミナーを開催するなど、リプロダクティブヘルス&ライツについて理解を深めるための活動も行いました。国井さんが支援活動を通して知ったシリア難民女性たちの現状について学びます。

日時:2016年4月22日(金)19:00〜21:00
場所:渋谷区女性センターアイリス 会議室1〜3(渋谷区桜丘町23番21号 8階)※地図
参加費:AJWRC会員・学生:500円、一般:800円

<第2回>
ムスリム女性の日々の闘いと私たち−アフガン女性の現状から考える

講師:清末愛砂さん(室蘭工業大学大学院准教授)
 アフガン女性は、数十年にわたり外国軍による軍事介入や武力攻撃、内戦により翻弄されてきました。2001年に始まった「対テロ戦争」が終わった今もなお、アフガニスタンの人々はさまざまな形態の暴力や貧困にさらされたままです。しかし、アフガン女性たちは、一方的に抑圧されるだけの無力な存在ではなく、こうした状況に抗する闘いを続けてきました。私たちは彼女たちの闘いから何を学び、アフガン女性とどう繋がっていくことができるのか考えます。

日時:2016年6月17日(金)19:00〜21:00
場所:東京ウィメンズプラザ 視聴覚室A・B (東京都渋谷区神宮前5丁目53−67)※地図
参加費:AJWRC会員・学生:500円、一般:800円

●最新号「女たちの21世紀」No.85【特集】イスラームと女性

<講師プロフィール>

国井真波さん

 早稲田大学第二文学部卒業後、横浜赤十字看護専門学校にて正看護師の免許取得。その後日本赤十字看護大学大学院修士課程(国際保健助産学コース)に進学する。認定NPO法人日本チェルノブイリ連帯基金の理事を務め、2002年からベラルーシ共和国、2006年からイラクでの活動に従事している。「世界の辺境案内」(洋泉社)、「世界ダークツーリズム」(洋泉社)の一部を執筆。2013年から個人事業主としてイベントの企画運営を行っている。

清末愛砂さん
 1972年生まれ。山口県周南市出身。大阪大学大学院助手、同助教、島根大学講師を経て、2011年10月より現職。専門は、ジェンダー法学、家族法、憲法学。ファミリー・バイオレンス、武力紛争下の女性に対する暴力等の研究を行っている。主な著書として、「21世紀の『対テロ』戦争と女性に対する暴力」(『講座 ジェンダーと法 第3巻』日本加除出版、2012年)、「アフガニスタンでは、どうだったの?」(『すぐにわかる 戦争法=安保法制ってなに?』七つ森書館、2015年)等がある。

【お申し込み・問い合わせ】
特定非営利活動法人アジア女性資料センター(東京都渋谷区桜丘町14-10-211)
E-mail:ajwrc@ajwrc.org Tel:03-3780-5245 Fax:03-3463-9752

※情報保障などのサポートが必要な方は上記お問い合わせ先まで事前にご連絡ください。
※本セミナーはコープ未来の助成を受けて開催します。

主催:特定非営利活動法人アジア女性資料センター
共催:室蘭工業大学大学院工学研究科ひと文化系領域 清末愛砂研究室

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