性犯罪被害者の安全を保障しないまま裁判員制度を開始しないで! 被害者の安全とプライバシー保護を求める緊急アクション第2弾
2009/05/20あす21日12:00~13:00 最高裁前に
メッセージをもって集まろう!
裁判員制度の対象となる事件のうち、性犯罪は約2割にのぼりますが、裁判員選任手続きにおいて、性暴力事件被害者の氏名など個人特定情報が、守秘義務のない裁判員候補者に開示されてしまうことが明らかになりました。最高裁は、一定の配慮は行うとしていますが、個人特定情報の漏洩を防ぐために十分な措置を検討しておらず、対応は各地裁まかせとされています。
19日には、このことに強い懸念を抱く被害者支援団体など52団体844個人が、最高裁に対して申し入れを行い、具体的な代案も提示しましたが、最高裁は、なんら具体的な回答や説明を行いませんでした。このまま裁判員制度が開始されてしまえば、被害者に二次被害が及ぶ懸念は避けられません。社会的偏見のために被害にあってもますます被害届を出しにくくなってしまうことが懸念されます。被害者や支援者の声に耳を傾けようとせず制度開始を急ぐ裁判所に抗議し、被害者の安全とプライバシーを確保し二次被害を防ぐ措置を講じるよう、最高裁に訴えましょう。また、各地で取り組みを計画されている方は、いっしょに情報を共有しましょう。
日時:5月21日(木)12:00~13:00
場所:最高裁判所前(三宅坂交差点近く・地下鉄永田町駅4番出口下る)