イラン:反体制派活動家に対するレイプ告発を政府否定
2009/08/17 大統領選の結果をめぐって政治動乱が続いているイランで、改革派候補のひとりであったカルビ氏が、選挙結果への反対活動のために拘束された女性および男性に対し、刑務所内で性暴力が行われたと告発、調査を求めました。イラン当局は、わずかな期間の調査の結果、告発を「真っ赤な嘘」と否定しています。
イランでは、選挙結果への抗議運動のため、これまでに4000人が逮捕され、200人がいまだに拘束されていますが、拷問を受けたり死亡した人もあります。
カルビ氏は、改革派の元大統領ラフサンジャニ師にあてた7月29日付の書簡で、拘束されていた多くの人々が、女性の被収容者や若い男性が暴力的にレイプされ、心身に傷を負ったと証言していることを明らかにしました。イラン議会の議長は、告発を激しく非難し、外国のメディアに利用されるような不確実な情報を流さな
いよう、議員たちに警告しました。しかしカルビ氏や、別の改革派候補ムサビ氏は、告発には根拠があると主張しています。
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