マレーシア:飲酒した女性の鞭打ち刑が無期延期へ
2009/09/01マレーシアで2007年にバーで飲酒していたことを理由に逮捕され、罰金および6回の鞭打ち刑の判決を受けていた32歳のムスリム女性の刑執行が無期延期となった。
マレーシアではイスラム法により、人口の約60%を占めるムスリムのみ飲酒が禁止されている。しかしアルコールはムスリムでも容易に入手することができ、実際に鞭打ち刑に処されるのも彼女が初めてだった。
女性は控訴せず、8月中に刑を受けることになっていたが、イスラム教のフェミニスト解釈を進めている「シスターズ・イン・イスラーム」(SIS)その他のマレーシアの女性団体は、法律の見直しや鞭打ち刑の廃止を主張し、今回の刑執行の停止を求めていた。8月24日にラマダーンを理由に一旦延期され、その後、国際圧力が高まったため、28日に事実上の取り消しとなった。
UPDATE: Malaysia: Caning of Kartika deferred indefinitely pending review (WLUML)
http://www.wluml.org/english/actionsfulltxt.shtml?cmd[156]=i-156-565228