2009年 やより賞・やよりジャーナリスト賞決定!
2009/10/30厳正な審査の結果、第5回女性人権活動奨励賞(やより賞)贈呈対象者が、決定しました。
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【やより賞】プロジェクト:
「戦時性暴力の被害者から変革の主体へ─正義を求める女性たちの闘い」
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2000年東京で開催された女性国際戦犯法廷に触発され、グアテマラのフェミニスト活動家、ヨランダ・アギラルにより始められたプロジェクト。グアテマラ内戦のさなか、性的暴力を受けた被害者に正義と尊厳をもたらすべく活動している。「戦時性暴力の被害者から変革の主体へ─正義を求める女性たちの闘い」という名の通り、女性たちが恐怖に打ち克ち尊厳を取り戻すことで受動的被害者の立場から抜け出し、自らの人生を切り拓き、また女性に対する暴力を根絶すべく社会を変革してゆく主体となることを目指している。
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【やよりジャーナリスト賞】境分万純(さこう ますみ)
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1962年東京都生まれ。早稲田大学法学部卒。時事通信社編集局社会部デスク補助を経てフリーランス。1988年、取材活動を通じて知ったオーバーステイのバングラデシュ人と結婚、89年に法務大臣による在留特別許可のパイオニアケースを獲得。その経験を単行本『在留特別許可』(関口千恵名義でサーム・シャヘドとの共著、明石書店、初版1992年・新版2002年)にまとめる。法律専門誌や一般誌で内外の人権問題を広くカバーし、南アジア報道
にも力点を置いてきたが、「9・11」を境に従来の手法の限界を感じ、映画メディアを積極的な媒介として使うかたちでのジャーナリスト活動を試行中。CS朝日「痛快!おんな組」での映画紹介は現在までの代表例。
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【やよりジャーナリスト賞特別枠:作品賞】松浦範子(まつうら のりこ)
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1964年、千葉県生まれ。武蔵野音楽大学音楽学部器楽学科卒業。高校教師、会社員を経て、現在フォトグラファー。1997年よりトルコ、イラン、イラク、シリアのクルディスタンを繰り返し訪問し、新聞、雑誌などで写真と文章を発表するほか、写真展や講演活動も行っている。著書に『クルディスタンを訪ねて─トルコに暮らす国なき民』(新泉社、2003年)、『クルド人のまち─イランに暮らす国なき民』(新泉社、2008年)がある。
ウェブサイトhttp://www.ac.auone-net.jp/~noriko.m/
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や よ り 賞 2009 贈 呈 式 ── どなたもご自由にご参加ください
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12月13日(日)午後2時より 早稲田奉仕園 AVACO内チャペル
参加費無料 主催 NPO法人女たちの戦争と平和人権基金
セレモニーとプレゼンテーション:
やより賞を贈呈するプロジェクト「戦時性暴力の被害者から変革の主体へ─正義を求める女性たちの闘い」より、プロジェクトを代表して2人の女性がグアテマラから、来日します!
マリアナ・チュタさん アイデー・ロペスさん
お2人の滞在中、各地での講演会などの企画も「日本ラテンアメリカ協力ネットワーク」などの団体により検討されています。
⇒女性人権活動奨励賞(やより賞)についてはこちらから。