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韓国:「慰安婦」被害者がコンゴ被害者のため「ナビ基金」設立

2012/03/13

3月8日の「国際女性デー」に、日本軍「慰安婦」被害者のキム・ボクトンさんとキル・ウォノクさんは、日本政府に対して公式謝罪および賠償をあらためて求めるとともに、将来、日本政府から賠償を受けとった場合は、全額をコンゴ内戦で性暴力被害を受けた女性たちの支援活動に寄付するという遺言を公式に発表しました。

2人のハルモニは、世界各地で講演し、「再び私のような女性が生まれてはならない」と伝えてきましたが、アフリカのコンゴ民主共和国において、長期にわたる内戦で多くの女性・子どもが性暴力被害を受けている事実に接し、自身も内戦中に性暴力を受けながら、現在は被害女性の支援活動を行っているコンゴ女性 Rebecca Masika Katsuvaさんの活動に感銘を受けたとのことです。

特に、キル・ウォノクさんは2010年のドイツ訪問時に在独コンゴ大使から、韓国における日本軍「慰安婦」被害者の闘いが、コンゴの被害女性たちの希望になっていると、激励を受けたという経緯があります。

韓国挺身隊問題対策協議会では、ハルモニの意を汲んで「ナビ(蝶)基金」を設置、日本政府による賠償が実現するまでは市民からの寄付を募ることにしました。キム・ボクトンさんは、自ら最初に「ナビ基金」への寄付を発表しました。5月5日の「戦争と女性の人権博物館」オープンにあわせて、Katsuvaさんに第1回目の寄付受け渡しを行います。その後はこれを戦時性暴力被害女性のための支援基金として発展させる予定とのことです。

韓国挺身隊問題対策協議会(3/8)Comfort Women survivors who became the “Hope” for the Congolese women!

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