東京都議会:女性議員に対し差別ヤジ
2014/06/1918日、東京都議会の本会議で、女性議員に対し「おまえが早く結婚しろよ」、「子どもは産めないのか」などというセクハラ発言があり問題になっています。
みんなの党会派の塩村文夏(あやか)議員(35)が、妊娠・出産をめぐる都の支援体制について一般質問をしていた際、議員席からこのようなヤジが飛ばされました。
塩村議員は議長席前の演壇でヤジを浴び、声を詰まらせる場面もあったと報道されています。
議会運営委員会の吉原修委員長(自民)はヤジについて「聞いていない」とし、「(各)会派の中で品位のない発言をしないよう確認すればいいのでは」と述べるにとどめたそうです。
塩村議員は自身のツイッターで「政策に対してのヤジは受けるが、悩んでいる女性に対して言っていいとは思えない」と述べています。
「少子化問題」や「女性支援」に取り組む方針を示している安倍政権ですが、都議会にこのようなセクハラ発言をする議員が存在し、それを笑う議員が大勢いるという現状の中で、女性が安心して働き、望めば子育てもできる環境をどのように整備できるのか、さらに困惑を招く事件となりました。
【報道】
●毎日新聞(6/18)「都議会:セクハラやじ 女性議員に「早く結婚しろ」」
●日刊スポーツ(6/19)「塩村文夏議員が涙 都議会セクハラ野次」