介護分野の日本語能力水準引き下げ:外国人技能実習制度
2015/02/27介護分野で受け入れ拡大が検討されている外国人技能実習制度について、2月4日、厚労省・外国人介護人材受け入れの在り方に関する検討会の「中間まとめ」が発表された。
介護分野では最低限のコミュニケーション能力が求められることから、受け入れに当たり「N3」レベル(日常的な日本語をある程度理解できる)の日本語能力が検討されてきたが、今回のまとめで「N4」レベル(基本的な日本語を理解することができる)へと基準を引き下げた。入国1年目は、介護業務の到達水準として「支持の下であれば、決められた手順等に従って、基本的な介護を実践できるレベル」が想定されるためとしている。さらに「N3」程度を実習2年目移行時の要件として、2年目への円滑な移行のために個々の事業者や実習生の「自主的な努力」を求めることも盛り込んだ。
●外国人介護人材受け入れの在り方に関する検討会中間まとめ
【参考】
●介護分野へ拡大 外国人技能実習制度