映画「パパ、ママをぶたないで!」を観に行ってきました!
2011/07/15
映画『パパ、ママをぶたないで!』の試写会に行ってきました。
女性と子どもにとって、家庭は決して安全な場所とはいえません。
映画『パパ、ママをぶたないで!』は、日常的に暴力を振るう「パパ」のご機嫌を気にしながら暮らしている少年ボイのお話です。パパがママに暴力を振るう責任は自分にあるとの思いに縛られ、自らを責め、秘密にするべきことと感じてしまう子どもの恐怖心を描いています。やさしいパパから、恐ろしい鬼に変わってしまうその瞬間、少年ボイは自分の部屋のベッドの毛布に隠れ、リビングから聞こえてくる物の壊れる音とママの叫び声を聞きながら「お願い、ママをぶたないで」「やさしいパパを殺さないで」と必死に祈ります。ボイの恐怖に満ちた息遣いは、観ているこっちまで苦しくなってしまう程でした。こんな光景はきっと世界中の多くの家庭で起こっている「秘密」のことなのかと思うと悲しくなります。
映画『パパ、ママをぶたないで!』は、日常的に暴力を振るう「パパ」のご機嫌を気にしながら暮らしている少年ボイのお話です。パパがママに暴力を振るう責任は自分にあるとの思いに縛られ、自らを責め、秘密にするべきことと感じてしまう子どもの恐怖心を描いています。やさしいパパから、恐ろしい鬼に変わってしまうその瞬間、少年ボイは自分の部屋のベッドの毛布に隠れ、リビングから聞こえてくる物の壊れる音とママの叫び声を聞きながら「お願い、ママをぶたないで」「やさしいパパを殺さないで」と必死に祈ります。ボイの恐怖に満ちた息遣いは、観ているこっちまで苦しくなってしまう程でした。こんな光景はきっと世界中の多くの家庭で起こっている「秘密」のことなのかと思うと悲しくなります。
娯楽だけではないアニメーション映画をつくりたかったというアニータ・キリ監督は、「秘密は白昼のもとにさらされるべきである」と考え、6年かけてこの20分間のアニメーションを制作しました。表面化しにくい家庭内暴力を「秘密にしなくていいんだよ」と語りかけるように作られたこの作品の原作は、絵本の”Sinna Mann”で、日本発売書名「パパと怒り鬼」としてこの夏、日本でも発売されるそうです。
原作が参考にしたのは、暴力を振るう父親のいる6人の子どもが、ノルウェーの国王に自分たちの抱えている問題に関心があるかと書いた手紙に、国王は返事を書き、子どもたちを宮殿に招き、子どもたちの行為が勇気のあることだ、父親の暴力の責任は子どもたちにはないと論したという実話です。
絵がとても可愛らしく、ボイのキャラクターは日本の若い人にも人気が出そうなくらいキュートです。日本のアニメがすごいすごいって言われてますが、こういうアニメを私はみたいです。 (はま)