国際女性デー:世界各地の女性たちがアクション準備
2018/02/28 2017年1月の米国大統領就任式直後に行われたウィメンズマーチに続いて、2018年1月21日にはガーナ、中国、ドイツ、スウェーデン、イラク、カナダ、メキシコ、ニュージーランド、コロンビアなど34か国以上で120ものマーチが行われた。
UN Womenは、2018年3月8日の国際女性デーのテーマを「今がその時:女性たちの生活に変化をもたらすのは農山漁村部と都市部の活動家たち」と発表。2018年の国際女性デーを2017年に起きたさまざまムーブメントを実際の行動に変えていく日にしようという呼びかけだ。
このテーマは、2018年3月13〜23日に開催される、第62回国連女性の地位委員会(CSW62)のテーマとも重なる。2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」には「誰も残さない(leave no one behind)」という理念が謳われている。この理念からすれば、世界の人口の4分の1以上であり、全農業労働者の43% を占める農山漁村部の女性たちの権利と行動に取り組むことは重要だ。
現在、国際女性デーに向けて世界各地で、シンポジウムから映画祭、音楽イベント、ワークショップやフェミニスト・ダンスパーティーまで、さまざまなイベントの準備が進んでいる。この日にウィメンズマーチを開催することを発表しているのは、アルゼンチン、フランクフルト、ジュネーブ、インドネシア、ロンドン、モントピリア、チューリッヒ、東京など。オスロで行なわれるマーチの実行委員会は「#MeToo―沈黙から女性の権利の闘いへ」というキャッチフレーズを発表している。東京でも「ウィメンズマーチ東京2018」が行われる予定だ。
(参考)
●UN WOMEN “Announcer: International Women’s Day 2018”
●外務省「持続可能な開発のための2030アジェンダ」