(11/1)フェミの本棚カフェ第3回「企業ファースト化する日本: 虚妄の『働き方改 革』を問う」
2019/10/21フェミの本棚カフェ第3回「企業ファースト化する日本: 虚妄の『働き方改 革』を問う」
「筑豊」と「働き方改革」をつなぐ企業ファーストの闇~炭鉱女性・徴用工から女性活躍・実習生へ~
今回の「働き方改革」では、働く人々の権利を企業の生産性へとすり変えていく「企業ファースト化」が鮮明になりました。「働き方改革」の名のもとに進められる危険な労働政策は、かつて炭鉱労働が抱えていた問題ともつながります。
2018年にアジア女性資料センターは、炭鉱労働を学ぶ筑豊スタディツアーを実施しました。日本の近代化に大きな役割を果たした石炭産業では、女性や朝鮮半島の人々、被差別集団の人々も重要な労働力となった歴史があります。「女たちの21世紀」97号「女性の労働から日本の近代化を問い直す」では、過酷な労働を強いられ搾取された人々の声に耳を澄ませながら、働くことの意味を考えました。
アジア女性資料センター理事で「企業ファースト化する日本: 虚妄の『働き方改革』を問う」(岩波書店)著者の竹信三恵子さんと、筑豊スタディツアーのコーディネーターとして「女たちの21世紀」97号の編集委員もされた徐阿貴さんによるトークイベントです。かつての炭鉱の女性労働の問題点を、「女性活躍政策」「外国人政策」を通じて再生・強化しつつある現代の労働政策を、一緒に考えてみませんか。
竹信三恵子(たけのぶ・みえこ)さん
朝日新聞社編集委員兼論説委員(労働・ジェンダー担当)、和光大学現代人間学部教授などを経て、2019年4月から同大名誉教授。著書として『企業ファースト化する日本~虚妄の<働き方改革>を問う』(岩波書店、最新刊)など。
徐阿貴(そ・あき)さん
福岡女子大学教員。専門はジェンダー社会学、移民研究。在日朝鮮人女性および在韓結婚移住女性について、運動と政策の両面から研究している。東アジアの社会変容を移住女性の労働や社会活動の分析から明らかにすることを課題としている。
日時:2019年11月1日(金)18時30〜20時30分(18時開場)
場 所:東京ウィメンズプラザ視聴覚室B・C(東京都東京都渋谷区神宮前5-53-67)
参加費:一般1000円、会員・学生800円
申し込み方法:こちらのフォームからお申し込みください。(※入力がうまくできない場合は下記のお問い合せ先まで①お名前②ご連絡先をお知らせください。)
定 員:40名
お問い合わせ:特定非営利活動法人アジア女性資料センター
メール:ajwrc@ajwrc.org
電話:03-3780-5245
ファックス:03-3463-9752