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“父の法”が支配する? ―新しい国家主義をジェンダーで見抜く!

2000/11/20

“父の法”が支配する? ―新しい国家主義をジェンダーで見抜く!

 21世紀を目前にして、国会でやつぎばやに成立した「周辺事態法」「通信傍受法」「国旗・国歌法」「住民基本台帳基本法改正」、そして「男女共同参画社会基本法」。また首都の知事が「三国人」に「治安出動」と侮蔑・恫喝発言をすれば、次は首相が「天皇を中心とする神の国」と発言する。現在の日本の国家主義的動きはますますエスカレートしています。そしてこうした復古的なナショナリズムが攻撃するのは、男女雇用機会均等法、女性差別撤廃条約、「従軍慰安婦」問題、夫婦別姓選択性、公的介護保険などど、国家主義と女性差別は必ずといっていいほど結びついています。今回の講座ではこうした新しい国家主義という現象を、ジェンダーの視点で検証し、声をあげるきっかけにしたいと思います。
 講座第一回目は福島瑞穂さんにお越しいただき、憲法改悪のうごきについてお話いただきます。今年になって「憲法調査会」が設置されて改憲は不可避という世論づくりが進んでいますが、こうした事態に私たちはどのように取り組んでいったらいいのかともに考えていきます。

第1回 憲法改悪について 憲法調査会のうごきから
日 時:  11/20(月)18:30-20:45 
場 所: 東京ウィメンズプラザ 第一会議室
講 師: 福島瑞穂さん
参加費: 単発1500円(会員1000円)

●福島瑞穂さん(社会民主党 参議院議員)
 日本弁護士連合会・両性の平等に関する委員会委員、川崎市男女平等推進協議会会長を歴任。アジアからの出稼ぎ女性の緊急避難所「女性の家HELP」協力弁護士。夫婦別姓選 択制、婚外子差別、外国人差別、セクシュアル・ハラスメントなどの事件に取り組む。著書に「結婚と家族-新しい関係に向けて」「裁判の女性学-女性の裁かれ方」「福島瑞穂 の夫婦別姓セミナー」。共著「セクシュアル・ハラスメント」「憲法大好き宣言」など。参議院の調査会メンバー。

第2回 教育の現場で
講師:賀谷恵美子さん(アジア女性資料センター会員・高校教員)
荒井史子さん(都立小松川高校教員)
日時:1月26日(金)19:00-21:00
場所:アジア女性資料センター資料室(渋谷駅より徒歩5分)
参加費:1000円

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