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ハーグ判決を国際法から読み解く学習会(全6回)

2002/06/12

女性国際戦犯法廷
ハーグ判決を国際法から読み解く学習会(6回連続)

 2000年12月東京で、日本軍性奴隷制 (「慰安婦」制度)を裁く 「女性国際戦犯法廷」 が開かれ、その1年後ハーグで最終判決が下されました。両法廷では、多数の証言・証拠に基づいて、世界的に著名な法律家である裁判官によって、昭和天皇と9人の軍部・政治指導者に有罪が、また、日本政府には賠償の国家責任があるという判決が下されました。
また5月12日には「『女性国際戦犯法廷』判決実現に向けての2002年国際連帯会議」が開かれました。アジア各国代表や、判事、検事、法律顧問らが参加し、判決文を日本語訳とともに日本政府に提出し、国際シンポジウムで、判決の意味を評価し、これからの共同行動も提案されました。
この学習会では、国際的・歴史的意味をもつ法廷の判決文の日本語訳(VAWW-NETJAPAN発行)を読みながら、その意味、考え方、精神について学びます。また国際法との関連など、法的な面での学習もしますので、法律(国際法)専攻の学生さんも歓迎です。なおこの講座はVAWW-NETとの共催で行います。

日時:6月5日(水)~7月26日(金)の間に連続6回(第1回~5回までは学習会形式、最終回は講演会形式で行います。)

第1回  6月5日(水) 18:30~20:30
川口  和子さん
「日本検事団として関わった立場から~判決の意義とハーグ判決を『慰安婦』判決にどう生かすか」

第2回  6月12日(水) 18:30~20:30
西野  瑠美子さん
「被害者の視点でハーグ判決を読む~女性たちが求めた正義は判決にどう実現されたか」

第3回 6月21日(金) 19:00~21:00
内海 愛子さん
「東京裁判の継続裁判という視点から~ハーグ判決が東京裁判判決をどう乗り超えたか」    

第4回   7月3日(水) 18:30~20:30
阿部  浩己さん
「国際法の市民化について」

第5回   7月10日(水) 18:30~20:30
申  ヘボンさん
「ハーグ判決をジェンダーの視点で国際法にからめて評価する」

第6回 [公開講座]7月26日(金) 18:30~20:30
東澤  靖さん
「ICC(国際刑事裁判所)に結びつけハーグ判決を国際法の視点で評価する」
松井 やよりさん
「女たちのつくった民衆法廷」

場所:東京ウィメンズプラザ
(6月21日のみアジア女性資料センター 資料室)

参加費:基本的には6回の連続参加です。単発の参加も可能ですが、通しで参加費をお支払いいただくと割安になります。
  第1回~6回連続参加    会員8,500円/非会員10,500円
  第1回~5回の単発参加   会員1,800円/非会員 2,000円
  第6回のみの参加      会員1,000円/非会員 1,500円
*会員とはアジア女性資料センターかVAWW-NET JAPANの会員のことです。
定員:25人(最終回7月26日は70人)
◎お申し込み(第1回~5回へのご参加はお申し込みが必要です。)
お問い合せ◎アジア女性資料センター

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