今も続く戦時性暴力 ~アフガニスタン、ダルフール、カシミールの現状~
2010/12/06今も続く戦時性暴力
~アフガニスタン、ダルフール、カシミールの現状~
インダイ・サホールさん、タヒラ・フィルダスさんをむかえて
女性国際戦犯法廷から10周年のシンポジウムのために来日するインダイ・サホールさん、2010年やより賞を贈られたカシミール出身の若い映像作家タヒラ・フィルダスさんをおむかえし、現在の紛争地での性暴力被害の実態と支援の現状を聞くセミナーを開催することにしました。
インダイ・サホールさんはジェンダーおよび紛争と人権の分野で活躍する活動家であり教育家。1990年代はじめからフィリピンの「慰安婦」被害者を支援し、裁判の支援やマパニケ村での集団レイプの調査などを実施しました。女性国際戦犯法廷では、松井やよりさん、ユン・ジョンオクさんとともに国際実行委員会の代表として実現のために奔走、2003年からは国連開発計画のジェンダー専門家としてアフガニスタンやダルフールで性暴力を受けた女性たちの支援をしてきました。紛争下の女性に対する暴力の根絶は生涯のテーマだといいます。
タヒラ・フィルダスさんは、インド西北部、カシミール出身のドキュメンタリー映画制作者、社会運動家。米国でドキュメンタリー映画制作やジャーナリストとして活動し、現在は、カシミールにおける拷問や強かんの被害者に焦点を当てたドキュメンタリー映画を制作しています。インドとパキスタンの両国が帰属を主張するカシミール地域では、長く続く紛争のなかで、軍による拷問や性暴力が大きな問題となってきました。カシミール紛争下における人々の状況や、あおられる宗教対立の問題、そして、映像を通してこれらの問題にどう立ち向かっていこうとしているのかをお聞きします。
急なお知らせになってしまいましたが、どうぞこの機会をお見逃しなく!
講 師:
インダイ・サホールさん(国連人権高等弁務官事務所 ジェンダー・アドバイザー)
タヒラ・フィルダスさん(映像作家、2010年やより賞)
(通訳:辻井美穂、本山央子)
日 時:12月6日(月)18:30~
場 所:wam オープンスペース[アクセスマップ]
参加費:800円
主 催:アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)、アジア女性資料センター
協力:東京教区正義と平和委員会
お問い合わせ・お申し込み
アジア女性資料センター(ajwrc@ajwrc.org)
女たちの戦争と平和資料館(wam@wam-peace.org)