「完璧な身体」という強迫――映画「イリュージョニスト」監督エレナ・ロッシニさんを迎えて
2012/06/07「男は精神/女は身体」という二分法のなかで、「美」の観念は長く女性たちを支配してきました。
しかし今日、グローバル経済と急速な文化的変容のなかで、「美しく完璧な身体」への飽くなき追求は、女性だけでなく、男性や幼い少女たちをも巻き込みつつあります。
自分の身体をより完璧なものへと作り変えようという産業界のメッセージは、人々の自己認識を変容させ、美しい身体は、経済的成功を示すステータスシンボルとなっています。
映画『イリュージョニスト(The Illusionists)』は、アメリカ、ヨーロッパ、中東、アジアをめぐり、社会学者、歴史家、広告ディレクターや雑誌編集者、作家、フェミニストたちの証言を通して、急速に変容しつつある美と消費文化、ジェンダーの関係をさぐっています。
取材のために日本を訪れる監督のエレナ・ロッシニさんとともに、映像を見ながら話しあいます。
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ゲスト:エレナ・ロッシニ(Elena Rossini)さん
映像作家/写真家/編集者。イタリア生まれ。アメリカ、イギリス、フランスで生活しながら、美やジェンダーをテーマに映像作品やマルチメディア作品を制作している。
会 場 東京ウィメンズプラザ視聴覚室→[地図] 参加費 1000円(アジア女性資料センター会員は500円)
逐次通訳つき。映画『イリュージョニスト(The Illusionists)』のデモ版上映があります。
お問い合わせ・お申込みアジア女性資料センター E-mail:ajwrc@ajwrc.org