埼玉県知事の「慰安婦」否定発言に抗議を
2006/07/046 月27日、上田清司県知事は埼玉県議会で、「古今東西、慰安婦はいても従軍慰安婦はいない。民間の業者が連れて行ったりするのであって、軍そのものが連れて行ったりするわけは絶対ない」「自虐的な感情を抱かせることなく、真実、日本の正確な立場を学べるようにするのが大事」と発言し、埼玉平和資料館に展示されている年表の記述について、「こうした間違った記述は修正しなければならない」として展示の見直しを要請しました。
さらに市民団体の抗議に対して7月3日には「軍に強制的に徴用された女性がいたという証拠はない」という見解を文書で改めて発表しました。
「いわゆる従軍慰安婦を同行させた証拠もないままに政府が認めた状態が続くと、祖国や家族を守るために戦った英霊が浮かばれない」「安易に『従軍』慰安婦という言葉を使うことは慎むべきだ」と暴言をさらに重ねています。
繰り返される戦争犯罪否定発言は、被害女性に対するさらなる暴力にほかなりません。埼玉県知事に対する抗議先はこちらです。
抗議先:総務部広聴広報課広聴・知事への提言担当
Tel:048-830-2850 Fax:048-824-7345
E-mail: a2840-02@pref.saitama.lg.jp
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