柳沢氏、反省の色なし
2007/02/087日の衆院予算委で発言の責任を追及された柳沢大臣は、「女性は機械」発言では謝罪したものの、「結婚して子どもを2人ほしい若者が健全」とした発言については、「みんなが子どもを持ちたくないと意思表示をしたら、私は困ってしまう。その言葉を撤回しなければならない理由が分からない」と述べて、謝罪と撤回を拒否。
また小宮山洋子議員の「健全、不健全の定義は何か」という質問に対しては「国語の力も不十分でない。またここで言うと新たな波紋を呼ぶので、皆さんがわかる意味で使わせていただいている」、また少子化対策の不備について「委員のような開明化された女性には不満もあると思う」、「少子化対策の理念は、安定した国家社会を維持していくこと」などと述べ、小宮山議員から「文明開化されていない女性がいるのか」「まず国家社会が出てくるのが問題」と批判された。
●報道
柳沢厚労相 「健全」発言の謝罪、撤回拒否(毎日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070208-00000000-maip-pol
一方、安倍首相は「ホワイトカラーエグゼンプションは少子化に必要」という発言を修正したり
http://www.asahi.com/politics/update/0207/011.html
小宮山議員から「柳沢発言と内閣の方針の方向性は同じ」と指摘され反論したが、
「子どもを育てやすく結婚できる環境をつくるとともに、家族を持ったり子どもを産み育てていく価値を再認識する必要もある」と、「健全」さについて柳沢氏と同様の認識を示した。
http://www.asahi.com/politics/update/0207/005.html