野党女性議員が厚労相辞任を要求
2007/01/29本日、野党三党の女性議員が共同で柳沢大臣の辞任を求めて申し入れを行いました。記者会見に出席したので様子を簡単に報告します。
申し入れは、社民・民主・共産の三野党の女性議員全員の連名で行われました。
柳沢大臣は、「女性差別は自分の本意ではない、私は娘にも男と同じ教育を受けさせた」と言ったそうですが、小宮山洋子議員は「そのような発言自体が女性差別ということもわかっていない。産みたくても産めない女性たちも多いのに、無神経だ」と述べました。
福島みずほ議員は、「柳沢大臣は謝罪はしたが、なぜ自分の発言が問題なのかも理解していない様子だった。厚生労働省は妊婦の無料検診を行うと言っているが、機械に油を差すようにしか思えない」と述べました。
辻本清美議員は「人権意識の高いヨーロッパならすぐに罷免されているはず。ところが首相は柳沢氏をかばっている」と批判しました。
出席した議員たちは、「安倍政権の人権感覚が明らかになった。リプロダクティブ・ヘルスライツの概念もわかっていない柳沢氏は厚生労働大臣として不適格。党としても辞任を要求し、安倍首相の任命責任も追及する」と声をそろえました。