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ブッシュ大統領、アメリカの戦争が日本女性を解放と演説

2007/08/28

 8 月22日、カンザスシティで退役軍人向けに行った演説で、ブッシュ大統領は、日本の民主化や朝鮮戦争、ベトナム戦争を次々にひきあいに出してイラク占領政策を正当化。女性議員が増えた参議院選挙の結果や、小池百合子防衛大臣までひきあいに出しながら、日本に民主主義がもたらされ日本女性が解放されたのは、世界にデモクラシーをもたらすアメリカの正しい戦争のおかげだったと示唆した。
 ブッシュ政権が、イラク占領政策の正当化に日本の民主化や「女性解放」を持ち出すのはこれがはじめてではないが、22日の演説は、ブッシュ流史観を露骨にうちだすものになった。

演説の要旨はこちら
ブッシュ大統領の演説全文

問題箇所
… 興味深いことに、マッカーサー将軍は回顧録でこう述べています。『私が女性参政権を支持することに対しては多くの批判があった。多くのアメリカ人、また多くの専門家が、日本女性は夫への服従という伝統にすっかり染まっているので、政治的独立性をもって行動することなどまったくできないという考えを述べた。』これが、マッカーサー将軍の観察でした。〔しかし〕最後には、日本女性は投票権をあたえられ、最初の選挙で39人の女性が議席を得ました。今日、日本の防衛大臣は女性です。そして先月には、記録的な数の女性が参議院議員選挙で当選しました。…

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