日本のジェンダー格差は世界79位
2006/11/25スイスに本部のある「世界経済フォーラム」は11月21日、経済参加、教育、政治的エンパワメント、健康の4分野で世界115カ国の男女間格差を分析した「グローバル・ジェンダー格差レポート2006」を発表した。
分析によると、ジェンダー格差がもっとも小さかったのは北欧諸国で、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、アイスランドが第1位から4位までを独占。第5位はドイツ、アジアでは唯一フィリピンが6位にランクされた。
日本は、健康・寿命面では男女間格差が見られず世界1位だったが、教育面では59位、経済面で83位、政治的エンパワーメントでも83位と大きく下がり、総合では世界79位。
日本はUNDPの「ジェンダーエンパワメント指標(GEM)」でも2003年に世界44位にランクされ、「ジェンダー平等政策はもう必要ない」という一部の主張に反して、世界的に見てもジェンダー格差の大きい国であることがここでも証明された。
詳細はWorld Economic Forumで。詳しいレポートもダウンロードできる。