今、はじめて語られる歴史――クメール・ルージュ時代の性犯罪・女性に対する暴力
2008/05/28
中川香須美 著 2007
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[内容説明]これまで黙して語られることのなかったカンボジアのポル・ポト政権下の性暴力・女性に対する暴力の実像を初めて調査した報告書の第2版。アジア女性資料センターのスタディツアーを通して、戦時性暴力に対する女性たちの取り組みが国境を越えてつながりました。英語版も同時発売。
「本調査のきっかけとなったのは、筆者の大学の学生がクメール・ルージュ時代の性犯罪について学校で学んでいないことに気付いたときであった。・・・日本の轍をカンボジアに踏んでもらいたくなかった。同時に、クメール・ルージュ裁判が開始されるという世論の高まりの中、性犯罪にほとんど関心があてられず、むしろまったく無視されていることに強い危機感があった。」(本文より)
★第1版との変更点
(1)初版にはなかったクメール・ルージュの背景についての記述を追加しました。
(2)個別インタビューの記述に加えて、筆者のコメントや見解を追加しました。
【目次】
1.はじめに
2.クメール・ルージュ時代とは
3.道徳犯罪
4.強制結婚
5.強制結婚の中でのレイプ
6.レイプ
7.生き延びるための売春
8.その他の性犯罪
9.クメール・ルージュ裁判と性犯罪
10.まとめにかえて
2007年9月発行
A5判68ページ