雑木林の決意――教育の営みをとりもどしたい
河原井純子(絵と文)
白澤社 1,200円+税
「社会は学校は雑木林でありたい。多種多様な雑木が共生共存できる雑木林」。
その思いのままに、養護学校の教員として子どもたちと接し、その信念がみちびくままに、「君が代」斉唱の規律強制に従うことを拒否した著者の原点が、ほっこりとあたたかいイラストと文章でつづられている。おとなのてのひらサイズで絵本と裁判資料がいっしょになったユニークな本のかたちが、河原井さんの活動をよく示している。
本といっしょに送られてきた送付状もとてもかわいかったので、こちらにいっしょに紹介してしまいます。