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【COVID-19とジェンダー】すべての人にワクチンを! コロナ・ワクチンへの平等なアクセスを求めるグローバル・フェミニスト・キャンペーンにご参加ください

2021/03/11

コロナウイルスのパンデミックは日本国内また国際社会におけるさまざまな不平等を明らかにしつつあります。そのひとつが、ワクチンへのアクセスをめぐる不平等です。 

日本など豊かな「北」の国々の多くがワクチンを買い占める一方で、「南」の国々の多くは同じことができません。国際的支援の枠組みは不十分であるうえ、民間企業の利益を保護する知的財産権保護が、医薬品に関するデータや技術へのオープンで平等なアクセスを阻んでいます。

現在、インドと南アフリカ共和国は、コロナ医薬品の生産を拡大できるよう、知的財産権保護の一部条項放棄を提案しており、100か国以上がこれを支持していますが、日本を含む先進諸国の多くは否定的立場をとっています(詳しくは日本アフリカ協議会のページを参照)。

アジア女性資料センターは、新型コロナに対する公正な医療アクセスをすべての人に!連絡会に参加し、他の多くのNGOとともに、日本政府に南ア・インド案を支持または反対しないことを要請しています。さらに、パンデミック宣言から1年となる3月11日より、平等なワクチンへのアクセスを求めるグローバルなフェミニスト・アクションに参加します。

コロナウイルスに関する医薬品へのアクセスと健康への権利は、普遍的な人権問題であると同時に、ジェンダーが大きく関わっている問題です。コロナ・パンデミックは、医療・介護・保健に携わる労働者の多数を占める女性たち、有償無償のケア労働を担う女性たち、低賃金で不安定労働を担う女性たち、高齢者の多くを占める女性たちに、大きな影響をもたらしています。医薬品へのアクセスに関わる国際的な不平等は、特に「南」の女性たちの権利に重大な影響をもたらすフェミニストの課題です。

ぜひSNSアクションへの参加を通してグローバルな健康の平等を求めるキャンペーンへの支持を表明してください。 #FeministsForaPeoplesVaccine #peoplesvaccine をつけてRT&シェアを。

 

コロナ・パンデミックとジェンダーに関する詳細はこちらのキャンペーンページをごらんください。   

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