シンポジウム「買春男性はどこに?あなたの隣に、ふたりにひとり!」
2001/11/10<東京ウィメンズプラザまつり参加企画>
「第2回子どもの商業的性的搾取に反対する世界会議」(12月17-20日・横浜)に向けて-
シンポジウム「買春男性はどこに?-あなたの隣に、ふたりにひとり!」
今年12月、横浜市で、「第2回子どもの商業的性的搾取に反対する世界会議」(横浜会議)が開かれます。子どもの商業的性的搾取とは、とくに「子ども買春、子どもポルノ、性的目的の子どもの人身売買」の3つを指します。横浜会議は、ユニセフ・日本政府そしてエクパット等NGOが対等な立場で共催します。買春大国日本でこの会議が開かれる意義は、とても大きなものがあります。
これまで、買売春問題では、買われる側(多くは女性と子ども)が議論の対象にされてきました。非難されるのも女性や子どもたちです。その一方で、買う側(多くは男性)が根本的に問われることは、ほとんどありませんでした。「(大人の)女性」でも「子ども」でも、どちらを買っても、男性の責任が問われることはありませんでした。
1990年代になって、そうした社会のあり方を問い直す動きが広がってきました。日本でも「子ども買春・子どもポルノ禁止法」により、子どもを買う側が処罰されるようになりました。
このシンポジウムでは、女性や子どもを買う側の全体を議論の対象にします。日本の男性の買春率は、諸外国と比べてとても高く、男性全体の半数以上に買春経験があるようです。どうしてこんなに『性を買う男性』が多いのでしょうか? 20代・30代の青年たちがシンポジストをつとめます。ぜひ、ご一緒に考えてください!
日時:11月10日(土)午後6時-8時半(6時開場)
会場:東京ウィメンズプラザホール
・問題提起:甲斐田万智子(国際子ども権利センター代表)
・青年たちは語る「性を買う男性たちに思うこと」:20代・30代の青年男女5~6人
・会場の参加者とフリートーク
・コメント:江原由美子さん(東京都立大学)
・「横浜会議」直前アピール:森田明彦さん(日本ユニセフ協会広報室長)
司会:丹羽雅代(アジア女性資料センター)/坂井隆之(アムネスティ)
参加費:500円
定員:400名(事前申し込み不要。当日直接お越しください)
共催:アジア女性資料センター
買春と男性を考える会
国際子ども権利センター
(社)アムネスティ・インターナショナル日本
「ジェンダーと人権」ワークブック制作委員会
後援:(財)日本ユニセフ協会
(連絡先:アジア女性資料センター℡03-3780-5245)