私が語るフェミニズム 中山千夏さん
2001/02/27中山千夏さんに聞く
私が語るフェミニズム
アジア女性資料センターでは、毎月1回女性ゲストをお招きして、彼女たちがいかにフェミニストとしての自分を作ってこられたのか、今フェミニズムについて思うこと、考えることなど、自由にお話しいただく時間を予定しています。今回は作家の中山千夏さんをお迎えし、お話を伺っていきたいと思います。
幼い頃から舞台に立ち、20代より著述業をはじめ、参議院議員としても活動、市民運動にもかかわってきた中山千夏さん。20代にウーマンリブの運動に関わったことがきっかけとなって、さまざまな市民運動に発展し、その過程の経験がご自身をつくってこられたと語られています。「女のからだは女のもの。だから自分のからだをよく知って、変な情報を笑いとばすくらいの自信をもとう」と20年前に発刊、ベストセラーになった『からだノート』に注をつける形で出された「新・からだノート」は、年代がたって社会がかわっていった中、異性愛の視点のみで描かれたものに付け加えるという意図で出されたものですが、改訂ではなく注をいれた形にしたのは、そういう時を経て今こうなっているんですよ、というのを伝えたかったからだとのこと。
ここでは「エイズ」「援助交際」「人工授精」なども検証され、女性が自分の手によって、自分の体を知りえたとき、はじめて「自分の命の重要性」が実感できることを伝えてくれます。
「女性がセックスの相手としてしか見られていないのは変わらない。情報は多いみたいだけど方向は一色」「『結婚して子どもを産んで』という家庭像はまだまだ根強く残っている」と現実を見つめながらも、「女がかわるということは男も変わらざるをえない。今はそのモデルを探っている段階」と前向きな発言を続けられ、性別の枠を超えて新しいライフスタイルを模索しつづけていらっしゃる中山さんにこれまでご自身が歩んだ道、フェミニズムについて思うこと、考えることを含め、21世紀のフェミニズムについて、人権についてお話いただき、これから私たちができること、しなければいけないことを一緒に前向きに考えていきませんか。
日 時:2001年 2月27日 (火) 18:30-20:45
場 所:東京ウィメンズプラザ 視聴覚室
スピーカー:中山 千夏 さん
参 加 費:単発1500円(アジア女性資料センター会員1000円)