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連続セミナー 映像で見る「OCCUPY」と世界の運動実践:自由で多様な運動空間をつくる!(全5回)

2012/01/23
連続セミナー 映像で見る「OCCUPY」と世界の運動実践 自由で多様な運動空間をつくる!

 2011年は、中東で、ウォールストリートで、そして日本でも、自由と民主主義を実践する草の根運動が、世界各地で広がった年でした。これらの運動では、警察の規制に対して、いかに人々が自治する空間を生み出し維持するかとともに、どのようにして運動空間を、女性やマイノリティにとって安全で、排除のない公正なものにしていくかが、常に問われています。
 このセミナーでは、アメリカの「ウォールストリートを占拠せよ」運動など、世界各地のストリートで起きている運動の映像や画像を見て、運動を活性化させるとともに、女性やマイノリティにひらかれた場をつくり、真のデモクラシーを実践するための試みについて話し合います。海外の映像や資料をたくさん見ますが、基本は日本語でのディスカッションを中心に進めます。どうぞお気軽に、ご参加ください。

第1回「Occupy(占拠)」運動とは? 1/23(月) 初回では、参加者のみなさんの関心や、セミナーの目的、進め方などを確認した後、アメリカのウォール街から始まった「Occupy(占拠)」運動とは何かを、ナオミ・クラインのスピーチ映像「今、世界でもっとも重要なこと」などからみていきます。

第2回 ストリートを公権力から取り戻し、自由な空間をつくりだす 2/6(月) 警察の規制に対して、自由な公共空間を守り、運動を活性化させる、楽しい試みをみていきます。マッチョな警察をクイア的に模倣するトラニーコップスの路上パフォーマンスや、「性暴力にあうのはふしだらな女」という警察の差別発言に対する「ふしだらな女たちの行進」など。

第3回 運動の場を多様で民主的にする実践 2/20(月) より公正で平等な社会を求める運動こそ、運動内部において、多様な人々が尊重されるような、民主的やりかたを実践することが不可欠です。「Occupy」では「ゼネラル・アセンブリー」と呼ばれる寄り合いで「みんなが決定の主人公となる」直接民主主義が実践されていました。人々のためのライブラリーや食堂、クリニックやフェミニストテントがどのように設置されたのかを見ていきます。

第4回 「セイファースペース」とは? 3/5(月) 多様なジェンダーやセクシュアリティの人々にとって運動の場をより安全なものにするための試みについて、オーストラリアのアナキストグループが作ったポリシーや、LGBTIの集まる「キャンプベティ」でのセイファースペースのとりくみなどを紹介します。

第5回 「多様性の中の統一」を実現するには? 3/12(月) 黒人解放運動の重要人物でありブラック・フェミニストとしても有名なアンジェラ・デイビスが「Occupy DC」で行った情熱的で感動的なスピーチの映像を見ます。アンジェラが強調する「多様性の中の統一(complex unity)」とは、何を意味しているのでしょうか?「Occupy」で行われた移民のデモや、これまで見てきた映像などから得たヒントを振り返りながら、ディスカッションを進めます。

会場  渋谷区文化総合センター大和田 学習室4(→地図) 時間  各回19:00~21:00
講師兼ファシリテーター 徳永理彩(オーストラリア国立大学アジア太平洋カレッジ客員研究員)
参加費 一般:各回1000円(全回3500円)会員・学生:各回500円
お申し込み・問い合わせ アジア女性資料センター
Tel. 03-3780-5245 E-mail:ajwrc@ajwrc.org

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