(4/26)「わたしたちの学校」をつくった 在日一世の女性たち
2013/04/26太平寺夜間中学独立運動から、マイノリティの教育権を考える
1990年代、大阪府・東大阪市は、夜間中学の生徒数増加を問題視し、生徒たちの一部を、整備の劣った狭苦しい分教室に移動させました。生徒の多くは、日本の植民地支配と戦争、戦後の民族差別と生活困難、また朝鮮人社会内における女性差別のために、若いときに学ぶ機会を得られなかった在日一世の女性たちでした。
夜間中学ではじめて文字を学ぶことによって、これまで奪われてきた社会との能動的関わりを取り戻す意味を知った女性たちは、教育の場の保障を求めて、行政との交渉にのりだします。
8年にわたる闘争の末に、正式な夜間中学の開設をかちとった在日一世女性たちの運動は、今日における朝鮮学校や夜間中学の意味、社会的排除と教育の権利、政府・社会の役割について再考するヒントをあたえてくれます。当時の貴重な映像資料も交えて、マイノリティ女性たちの運動の意味を考えます。
講 師 徐阿貴(そ・あき)さん
お茶の水女子大学ジェンダー研究センター研究協力員。著書『在日朝鮮人女性による「下位の対抗的な公共圏」の形成――大阪の夜間中学を核とした運動』(御茶の水書房)で2012年度山川菊栄賞を受賞。
日 時 2013年4月26日(金)18:30~20:30
場 所 渋谷区女性センターアイリス(渋谷区文化総合センター大和田8F)
アクセス:→[地図] ●渋谷駅西口から徒歩5分
●大和田シャトルまたはハチ公バスで、バス停「渋谷駅ハチ公口」から乗車、次のバス停「文化総合センター大和田」下車
参加費 800円(アジア女性資料センター会員500円・介助者無料)
主 催 アジア女性資料センター
申し込み・問い合わせ お名前と連絡先(メールアドレス・電話番号)を添えて下記までお申込みください。
メール:ajwrc@ajwrc.org
電話:03-3780-5245/FAX:03-3463-9752
★参加のために必要なサポート(情報保障など)のご要望があれば、早めにご相談ください。