(1/8)中川香須美さん講演会 カンボジアの内戦時代下における セクシュアル・マイノリティに対する性暴力
2014/11/21 1970年代後半、カンボジアを支配したポル・ポト政権下で200万人もの人びとが殺されました。2006年に当時の戦争犯罪を裁くため、国連の支援によってクメール・ルージュ裁判が開かれることが決まり、現在も続いています。
当時のカンボジアでは女性に対する暴力が広範にわたって行われました。しかし、女性のセクシュアリティについて厳しく規律を課す伝統の中で、女性たちが被害を告発することは難しく、実態はほとんど知られてきませんでした。
クメール・ルージュ時代の女性に対する暴力について調査を行い、報告書「今、はじめて語られる歴史 ――クメール・ルージュ時代の性犯罪・女性に対する暴力」をまとめられた中川香須美さんが、当時のセクシュアル・マイノリティに対する性犯罪の調査を行いました。
これまで語られてこなかったクメール・ルージュ時代の女性に対する暴力、そして新たな調査によって明らかになったセクシュアル・マイノリティに対する性暴力、混乱を極める現在のクメール・ルージュ裁判について、貴重なお話をお聞きします。
【日時】2015年1月8日(木)14:00~16:00
【場所】東京ウィメンズプラザ 視聴覚室(地図)
(東京都渋谷区神宮前5丁目53-67)
【参加費】一般1000円、会員・学生500円
●中川香須美さんプロフィール●
1997年からカンボジアに住み、2002年からパンニャサストラ大学でジェンダー学を担当。2008-2010年、JICA専門家としてカンボジア女性省で勤務、その後も女性省のアドバイザーをつとめ、第二次「女性に対する暴力撲滅のための国家行動計画」を2年かけて参加型で草案。国連開発計画、国連ウーマン、国連人口基金、その他NGOなどのコンサルタントとしてカンボジアで働く。
【お申し込み・お問い合わせ】
特定非営利活動法人アジア女性資料センター
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Tel:03-3780-5245
Fax:03-3463-9752
東京都渋谷区桜丘町14-10-211
【事前に読みたい!】
今、はじめて語られる歴史――クメール・ルージュ時代の性犯罪・女性に対する暴力 (著)中川香須美