新潮社より回答がありました
2008/03/06沖縄における米兵による性暴力事件に関する『週刊新潮』の記事について、アジア女性資料センターほか36団体が送付した抗議の申し入れhttps://www.ajwrc.org/modules/news/article.php?storyid=385
に対して、新潮社より回答がありました。以下に公開します。当該記事が、回答にあるような主旨から書かれたものであるかどうかについての私たちの判断は、先に示した申し入れの通りです。
————————————————-
平成20年2月29日
アジア女性資料センター御中
株式会社 新潮社
「週刊新潮」編集部
前略 弊誌2008年2月21日号の特集記事「『危ない海兵隊員』とわかっているのに暴行された沖縄『女子中学生』」に対する「申し入れ」を拝受しました。
2月10日に沖縄県で発生した在沖米兵による性暴力事件が、傷ましく、かつ赦すことのできない非道な犯罪であり、その責任が加害者である米海兵隊員にあることは言うまでもありません。しかしながら、米兵による同種の事件は、それが起きるたびに米軍側に再発防止を申し入れているにもかかわらず、今日まで頻発しているのが実情です。このような犯罪の再発を防ぐためには、米軍側に厳しい処罰や規律の厳格化を要求するだけでは十分ではなく、その一方で住民の側も自衛措置を講じる必要があり、特に、海兵隊員が時に危険な存在に変わりうることを子供たちに徹底的に教え、指導していかなければなりません。当該記事は、被害者に配慮しつつ、そのような再発防止策が必要であるという観点から書かれたものです。以上、回答いたします。 草々