女性自衛官が性暴力・パワハラ賠償請求訴訟
2007/05/145月8日、北海道内にある航空自衛隊通信基地の女性自衛官(21歳)が、慰謝料1000万円と、退職前提の年休消化として意思に反して取らせた年休の賃金相当額について、札幌地裁に自衛隊を相手とする国家賠償請求訴訟を起こしました。女性は、上司に強姦まがいの行為をされ、しかもいじめ、退職強要等のパワハラを半年以上にわたってさらされました。
女性は、訴状で「私の事件は、民主主義の国において、決して許されないことです。加害者、そして部隊の上司が私に行なった数々の行為は、私の人権や女性としての尊厳を著しく踏みにじるものでした。・・・現職で裁判を行なうことがどれだけ難しく、又、どれだけ大変かは理解しているつもりです。私は加害者や上司を許すことができませんでした。被害者に対する陰湿な嫌がらせや、退職に追い込み、被害者が泣き寝入りする現状があってはなりません。私は現職のままたたかい、そして勝ちたいと思います。裁判所には、公平な裁判をお願いします。自衛隊には、事実を確認して、一刻も早く私の働く環境を整備することを強く要望します。」と述べています。