スリランカ:母親の海外出稼ぎを禁止
2007/03/193 月7日、スリランカで、5歳以下の子どもを持つ母親の海外移住労働を禁止する法案が閣議で承認された。スリランカからの移住労働者の多くは女性で、現在 66万人以上が中東などで家政婦としてはたらいている。スリランカ政府は子どもへの影響が大きいとして、 5歳以上の子どもを持つ母親についても、適切な養育がなされることを保障する証明を政府に提出するよう求めている。
これに対しヒューマン・ライツ・ウォッチは、このような政策は女性差別的であり、子どもの福祉に反すると批判する声明を出した。同団体は、「移住労働者の子どものためというなら、社会サービスを手厚くすべき。海外移動を禁じるのは解決にならない」
と批判している。
http://www.hrw.org/doc?t=asia&c=slanka